ユーザーサロン会を開催しました!(7月27日)
2026年7月27日(月)、東京・日本橋のX-NIHONBASHI BASE(日本橋アイティビル3階)にて、ユーザーサロン会を開催しました。
ユーザーサロン会は、ロボットを使う側の企業に参加していただき、生産性向上の取り組みや課題を共有し、その解決策を話し合う場です。あわせて、ロボット提供側からも生産性向上に役立つ製品やサービスをご紹介いただき、有益な情報を持ち帰っていただくことを目的としています。
登壇企業の発表
今回は、次の3社にご登壇いただきました。
セイコーソリューションズ株式会社
IT・AI・IoTの基盤を持つ同社から、ロボット事業への展開に向けた検討状況をご紹介いただきました。ブランド製品、デバイスソリューション、システムソリューションの3つの領域で事業を展開しており、都内のタクシー決済端末や電子同意書サービス、デジタルキー、スポーツ計時システムなどの実績があります。
ロボットの分野では、社内外から、飲食店での料理の搬送、鉄道車内での販売、地方の高齢者向けデイサービスの送迎、決済や顔認証の機能を持つロボット、スタジアム・空港・病院・ホテルでの案内・受付ロボットなど、さまざまなニーズが寄せられているとのことです。昼間は受付・案内、夜間は清掃・警備・搬送というように、1台のロボットを多目的に使うモデルも構想しており、自社のデータ分析・決済・認証の技術とロボットを組み合わせ、パートナー企業との協業による事業化を目指しています。
株式会社大林組
建設事業を中心に、社会インフラや都市空間の創造に取り組む同社から、建設現場向けの搬送ロボット「ストローダー」の事例をご紹介いただきました。建設業界は、製造業と比べて生産性が低く、手作業中心の構造が長く続いており、働き手不足への対応としてロボットやAI・IoTの導入が求められています。一方で、現場ごとに敷地条件が異なる、天候の影響を受ける、現場作業員の心理的なハードルがあるといった課題もあります。
「ストローダー」は、建設現場内で資材を運ぶリモコン操作型の搬送ロボットで、最大約1トンの積載、2センチの段差と6度のスロープへの対応、その場での360度回転や横移動ができ、全長が約1メートルでエレベーターにも載せられます。ゲーム感覚で操作できるため職人の皆さまにも受け入れられやすく、離れた場所から操作することで労働災害のリスクを減らす効果もあるとのことです。メーカーによる製品化のあと、建機のレンタル会社と協業して、建設現場へのレンタル展開が進められています。完全な自動化は現状では難しいため、まずはシンプルなリモコン操作で現場に受け入れてもらうことを優先しており、今後は建設現場以外への横展開も模索しています。
合同会社インテリジェント・ロボット・テクノロジー
機械設計・電気設計・回路設計・基板設計・アプリ開発を社内で一貫して行う同社から、これまでの開発実績と技術をご紹介いただきました。国際宇宙ステーション向けの原画描画ロボット、高速道路の橋脚の塗装剥離ロボット(サンドブラスト作業の自動化)、水中作業ロボット(開発中)、狭い場所で重量物を運ぶ工場内の搬送ロボット、食器の回収システム、スケジュールに合わせて自動でレイアウトが変わる「動く家具」など、幅広い事例が紹介されました。研究室では起きない、季節・天候・環境の変化といった現場特有の問題に対応してきた経験が強みとのことです。


ワークショップ
登壇企業の発表に続いて、参加者によるワークショップを行いました。各テーブルで議論した内容をその場で発表し、ユーザー企業とロボット提供企業が同じ視点で、課題や解決策を話し合う時間となりました。今回は大林組様の発表についてワークショップが行われました。発表された事例をもとに、建設以外の業界での活用のユースケースや、スポーツ分野でのAI・ロボットの活用など、さまざまな意見が交わされました。



新入会員のご紹介
新しく会員になられた2社をご紹介しました。
- 株式会社システムフレンド(7月入会):約30年の実績を持つ業務系アプリケーション開発のソフトウェア会社で、AI・ロボット・XR(AR/VR/MR)の領域に力を入れています。センシングや3D空間認識、AIエージェントの開発を強みとしています。
- 双葉電子工業株式会社(4月入会):千葉県を拠点に、電子部品・電子機器・生産機材を扱う商社です。産業用無線リモコン、サーボ、ディスプレイモジュール、金型・射出成形関連の機材、CFRPプレートなどを取り扱い、ロボティクス分野での部品供給や協業を探っています。
事務局からのお知らせ
最後に、事務局からRobiZyの活動についてお知らせしました。
おわりに
ご登壇いただいた企業の皆さま、ご参加いただいた皆さまに、あらためて御礼申し上げます。RobiZyではさまざまなイベントを定期的に開催してまいります。開催情報は、本ホームページでご案内します。


