第23回RobiZy宇宙部会を開催しました!
2026年最初の宇宙部会が開催されました。今回は、今年度の活動報告から国の宇宙政策の最新動向、月面探査のリアルな現場知見、国際会議の参加報告、そして新たに採択されたプロジェクトまで、盛りだくさんの内容となりました。
🚀年始のご挨拶と活動ハイライト
今年度のRobiZy宇宙部会は「RobiZyが宇宙ロボットを主導する」という旗印のもと、宇宙ロボット関連のプロジェクト創出と国際規格検討を積極的に進めています。 以下のようなイベントを適宜推進しています!
- 筑波宇宙センター視察ツアー(実施済み)
- 徳島イベント:宇宙部会の活動を紹介
- Spaceウィーク(日本橋):4日間の大型イベントでRobiZyの取り組みを発信
- i-SAIRAS 2025:論文は惜しくも不採択でしたが、RobiZy会員のISP様が現地参加
- 国際宇宙産業展(ビッグサイト):年末にRobiZyブースを出展予定
🛰️ 宇宙戦略基金 第3期の最新動向
国の宇宙政策は今、大きな追い風を受けています。

■ 政策背景
- 「宇宙は自動車産業に続く基幹産業になりうる」との大臣発言
- 宇宙が国家戦略技術として明確に位置づけられる流れ
■ 予算の見通し
- 第3期は2000億円の補正予算要求がほぼ満額通過見込み
- 第4期以降は、当初の1兆円規模からさらに増額の可能性も
■ 今後の重点領域
- 運用管制・地上技術の強化
- アンテナ・通信セキュリティ
- AI活用
- 宇宙交通管理
- 技術開発から事業化への橋渡し
- 量産化を見据えた製造プロセス刷新
- 国際競争力の強化
■ 宇宙基本計画の改定ポイント
- 衛星データの利活用(自動運転、農業、物流など)
- 民間衛星の活用拡大
- 低軌道コンステレーション(450–700km)で通信自立性を確保
- SBIR・戦略基金の活用、部品調達基盤の強化
🌙 紺屋根本氏講演「宇宙は優しくない、それでも諦めない設計屋の話」
今回のハイライトのひとつが、宇宙ミッションに携わった紺屋根本氏による講演です。
■ 宇宙環境はとにかく過酷
- 真空、極端な温度差(+200℃〜-180℃)、強烈な放射線
- 修理に行けない「一発勝負」
- 通信遅延・断続的な通信
■ 宇宙ミッションのリアル
宇宙ミッションでは、月面ローバーの月面軟着陸に成功したものの、着陸姿勢は横倒しに。 電力・温度条件が悪化する中、限られた時間でミッションを圧縮し、計画を大胆に変更して遂行した経験が語られました。
■ 「諦めない設計」とは
- 縮退運転:100点ではなく「60点で生き残る」設計
- テレメトリー:状況判断のためのデータ取得
- 運用手順の分岐:想定外を想定する
- 自律性:未知環境での判断力
地上で培われた制御・経路計画・異常検知の技術が宇宙でも価値を持つこと、そして地上試験の重要性が強調されました。
🌐ISP清水氏より i-SAIRAS 2025 参加レポート
仙台で開催された国際会議「i-SAIRAS 2025」に参加されたISP清水氏より報告も行われました。
■ 会議概要
- 期間:12月1〜4日
- 参加者:237名(学生84名)
- 参加国:22カ国
- 採択論文:155件
■ 主なトピック
- 月面資源利用(ヘリウム3、レアアースなど)
- 日本の技術実証(GNC、通信サービス、UWB、土壌分析)
- 米国の宇宙インフラ高度化・自律運用
- 将来市場規模の試算(輸送・電力・建設・資源利用など)
🚜 宇宙探査イノベーションハブに採択!
RobiZyが参加するチームが、宇宙探査イノベーションハブに採択されました。 3年間で8000万円の予算が確保され、月面ローバーの開発とオープンプラットフォーム化を進めます。
■ 開発するローバー
- 自重の約2倍の荷物を運べる「トラック型ローバー」
■ 技術開発項目
- 故障予測・診断
- 自律移動
- 国際標準化
■ 今後のスケジュール予定
- 1月16日:JAXAキックオフ
- 2月:RobiZy内キックオフ
- 4月:プロジェクト正式開始
📅 次回の宇宙部会
皆さまのご参加をお待ちしております!
- 日時:3月11日(水)
- 会場:クロス日本橋ベース
- 内容:宇宙戦略基金の最新動向、トヨタ月面車の情報共有など
- https://robizy.co.jp/space_mtg/





