3月14日製造・構内物流部会でマテハンツアーを開催しました!

製造・構内物流部会長、合同会社インテリジェント・ロボット・テクノロジー松本ひろし氏から、マテハンツアーの報告です!

 

去る3月14日、埼玉県飯能にあるロボット製造大手の「株式会社椿本チエイン」にRobiZy 製造・構内物流部会では初となる工場見学に行ってまりました。

メンバーは総勢20名ほど、ロボット開発や今後導入を検討しているまたは商社としてニーズを繋いでいきたい面々です。遠くは愛知から参加頂きました。

 

当日は快晴、絶好の見学日和?小学校の遠足で来た事があるとか?ないとか?
飯能駅に降り立つ、そこからはバスで15分、工場へ到着。

椿本チエインさんのマテハン事業の方々にお出迎えいただき、いきなりの歓迎ムードに期待が高まる。

概要説明後は、いよいよお待ちかねマテハン事業の展示見学だ。

まずはチルトトレイ式の仕分け機「ソニソート」だ。日用品雑貨・食品・アパレル・郵便物・化粧品・医療品・玩具・ゲームなど仕分けができ、落としたいケースを狙い撃ちできる優れもの。今では物流倉庫などではなくてはならない自動化技術となっている。

私のキャリアのスタートがヤマト運輸でもあった為、40年近く前のドイツ製サンドビックを懐かしむ・・・

次にメンバー興味を集めたのが「クイックソート」なるターンローラー、いわゆるコロコロコンベアだ。ゴムのローラーが瞬時に方向を変える事によりワークを狙った方向へ転換させる。メンバーはその構造が気になるらしく質問攻めで、案内の担当者を困らせてしまっている。

 

その他、多機能マテハンシステム・垂直保管棚・天井搬送システム・受領物搬送システム・などなど ロボット少年達のワクワクをくすぐるには十分な展示内容だ。

 

「あ〜今どき感あるなぁ?!」と私が興味を持ったのが、超低温自動保管棚:ライフサイエンス支援機器「ラボストッカ」だ。このマテハンは大学の依頼で始まった装置で、検体や生体サンプルを-80度で保管が可能。まぁ、ここまでは普通なのだが、注目はサンプル一つ一つをピッキングできる点だ。普通は狙ったもの以外も含めて保管されている検体のトレー毎取り出すもので、そうすれば一瞬かもしれないが外気に晒される事で保管状態が完璧なものにはならない。しかし、この装置は-80度で保管されている検体を狙って取ってこれる優れ者。コロナのパンデミック以降はこういった事業も旺盛になって行くであろう。

 

見学をひとしきり終えた一行は、会議室に戻りディスカションに入る。実は私の真の狙いはここにある。現場でロボットの実物を見て心が動いたところで「ロボット:自動化」ってだけのシンプルな興味のまま、作り手と使い手のニーズを聞きたかったのだ。
今回は椿本チエイン様への質問が多かったが、今後の工場見学では是非是非実際の導入へ向けての活発な議論をしたいものだ。

 

今後も我々、製造・構内物流部会では、現場の見学も企画して参ります。
ご興味のあるメンバーは奮ってご参加ください。興味の無い方も是非!

 

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