第7回ロボティクス研究会(MURC様主催)


三菱UFJリサーチ&コンサルティング様主催のロボティクス研究会でRobiZyプロジェクトメンバーの三井住友海上火災保険(株)の北河博康氏、港産業(株)の野口栄美氏、合同会社ビジネス実践研究所の伊藤ディビッド拓史氏が講演しました。
ロボット業界で活躍されている約50社様が参加されました。



まずは三井住友海上の北河氏からの講演です。ロボット業界に着目した理由、ロボットの導入事例、今後の展望などを発表しました。



ロボットのユーザ側と開発側の橋渡しをするのが重要な役目になっています。ロボットのマッチング支援、開発支援などを行っています。

最近では開発支援をおこなった配膳ロボットがテレビでも紹介されました。すでにいくつかのレストランでは導入がされています。

またNPO法人ロボットビジネス支援機構(RobiZy)(申請中)の設立についてもご説明しました。
RobiZyはロボット業界のプラットフォームとなる仕組みです。これまでの経験を活かしてさらに大きくロボット業界に貢献していきます。
    

港産業株式会社の野口氏より事業内容のご紹介です。システム導入のインテグレーション、アフターサービスも含めてトータルでロボットビジネスに携わっています。


サービスロボット、産業用ロボット、アシストスーツ、お掃除ロボット、コミュニケーションロボットなどさまざまなロボットを取り扱っています。「人と共存するロボット」浸透への取り組みとして、大阪大学教授などをお呼びしてのロボットイベントの開催、徳島県と連携して受付ロボットの導入支援など、地域としてロボットでにぎわいを出す取り組みなども行っています。徳島ビジネスチャレンジメッセでは30種類ほどのロボットの展示をアレンジしました。

「人と共存するロボットであなたをより明るく、幸せに!」をモットーに、ロボットと人が協調し、共存する社会づくりを目指しています。
  

RobiZy事務局を務める伊藤ディビッド拓史氏からロボットビジネス動向、国内・海外のロボット事情と事例、RobiZyプロジェクトのご紹介をしました。

政府の掲げている未来投資戦略2017では多くのロボットに関わる事項が含まれています。医療ロボット、介護ロボット、自動走行、ドローン、位置情報・地図・自動走行などが取り上げられています。データのオープン化も推奨されています。ロボット業界の大きな後押しとなってくることは間違いありません。

RobiZyが重きを置いているのは出口戦略です。ユーザ側とメーカー側をつなぐためには出口を見つけていくことが重要です。自社1社で行うことが難しい場合でも、コンソーシアムを組むことで様々な会社とともに1つのロボットプロジェクトを立ち上げていくことも重要です。

また国内外の最新ロボットのご紹介もしました。
医療分野に使われるコミュニケーションロボット、インナーに着れるアシストスーツ、ドローンの管制塔の役割を果たすロボット、人間と一緒に働くサービスロボット、テレプレゼンスロボット、スペインの警察型ロボットなど、世界では様々なロボットが活躍しています。


講演後にも、様々なご質問、ご意見をいただきました。

・インテグレータの立場から、ロボットが解決手段とならないという結論に至る場合の対応は?
伊藤氏:ロボットが手段とならず、IoTやAIの観点からアドバイスを行うこともあります。業務改革だけで終わることもありますし、技術的に難しい場合もあります。業務改革を進めることが目的であり、人の動きを一緒に変えていくことが必要となります。
野口氏:商社の立場から、お客様にはいろいろな提案をします。ロボットが解決策とならない場合もあります。ロボットを提案しない場合もあります。
北河氏:ロボット導入前に違う商品、要素技術のご提案をする場合があります。それがロボット導入の見込み客となりますので、ロボットを広げる活動の一環として行っています。

・ロボット自体が過渡期であり、業務を併せて改善をしていく必要があると感じています。コストも割高、お客様が何を求めているかを一緒に考えていく必要があります。

・ロボットは一つの切り口で議論が活発化しています。お客様の反応が大きくなっています。基幹業務システムの開発から売り上げをどう上げていくか、お客様のお客様をどう取り込んでいくか、そこにロボットの役割が大きいと感じます。 労働力の補完、ロボットをマーケティングデバイスとして利用するなど反応も良くなっています。導入した場合、営業利益インパクトはどれくらいでますか、というところをどう示していくかが現段階です。


主催者様よりRobiZyをぜひ出口として有効利用してほしいとコメントをいただきました。ロボット業界ではマッチング機能の欠如が問題になっています。ロボット導入関連のプレーヤーを巻き込みながらロボット業界を活性化していく必要があります。

RobiZyは今後ともロボット業界に貢献できるように、活動の幅を広めてまいります。今後ともご支援いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。