介護ロボット・ICT最前線セミナー開催



2017年9月14日(木)に『介護ロボット・ICT最前線セミナー』を三井住友海上本社で開催しました!
会場が満席となる50名超の方々が参加され、大盛況でした。






介護業界では、過酷な職場環境等を背景とした人材不足や低い定着率などの課題解決に向けて、ロボット・ICT機器の利用が検討されています。
今回のセミナーでは、通信系、画像処理系のエンジニアとして介護ロボット業界に長年携わり、RobiZy理事を務めるエイアイビューライフ株式会社 代表取締役 安川徹氏が介護ロボットの最新動向を説明しました。
安川氏は、経済産業省所管ロボット介護機器開発導入促進事業において「見守りロボット」の『優秀機器認定』を取得した経験を有するなど、介護ロボット分野のスペシャリストです。



エイアイビューライフの事業は機器ビジネス、ディープデータビジネス、IoTサービスビジネス、の3事業から構成されており、まずは機器ビジネスとして介護ロボットの開発・販売に取り組んでおられます。
これからはディープデータ(個人の長期間の生活動作データ)をどう利用するかが新たなビジネスになってきます。そのデータを取ってくるのが介護ロボットの役割でもあります。
介護ロボットには様々な分野のものがありますが、現場のニーズにこたえて、安価で導入しやすいものを普及させるのは、メーカの努力と行政のサポートが必要とされています。また現場のニーズ・実態に応じた機種の選定と運用面・制度面でのサポート利用が成功のポイントです。



・移乗介護機器(装着型)・・・マッスルスーツなど、介護者の負担を軽減するロボット
・移乗介護機器(非装着型)・・ベッド型ロボット、被介護者の移乗をサポートするロボットなど
・移動支援機器(屋外)・・・・歩行アシストカート、上り坂下り坂で歩調を合わせて移動支援をするロボットなど
・移動支援機器(屋内)・・・・ベッドなどからの立ち上がり動作をサポートするロボットなど ・見守り支援機器(施設)・・・最先端のレーザ機器などを使用した見守り機器、シルエット画像による見守り機器など

現在の介護ロボットの市場規模は50億円規模ではありますが、法改正によりロボット導入へのインセンティブが組み込まれる動きが出てきており、今後大きく成長することは必至です。
具体的には、政府では新たに「介護ロボット導入効果検証委員会」を設置し、「介護ロボットの導入支援及び導入効果実証研究事業」を開始しています。
また、介護ロボット導入に対して無担保で融資する制度や低金利での貸し出しもあります。

介護業界では介護職員の不足が最大の問題になっています。様々な原因はありますが、抜本的な介護職員の不足を解消するためには介護現場環境整備や介護職のステータスの向上が重要だと考えています。


近年多く注目を浴びている、見守りロボットについてのご紹介です。
電波・音波・光検知センサーや重量・荷重検知センサーなどを利用し、画像処理技術や通信ネットワークシステムなども用いて患者の状態を見守ります。 様々なテクノロジーを用いたものがあり、電波・音波・光・重量・荷重・カメラ・レーザー等のセンサーと、各種の通信デバイスを用いて介護者に通知されます。





今後は、見守りロボットだけでなくデータを活用するクラウドが重要になってきます。例えば、データを医者と共有することで予防医学にもつなげることができます。また、対話型ロボットを利用することで、お声がけや情報発信や情報収集もできます。
実機を用いたデモをご覧いただきました。






センサーを通して検知した画像データをサーバ経由にて介護者のモバイル端末に送ります。様々な生活動作(起き上がり、端坐位等)を検知することができます。画像はシルエット画像なので、プライバシーは保護されています。またその画像結果によりロボットがシナリオに沿って「杖は持ちましたか」などのお声がけをします。
このようなロボットは現在大変注目を浴びており、他の分野・サービスでも活用されていくことでしょう。

深刻な人材不足に悩む介護業界では、現場で実際に使える介護ロボットの導入が急務です。機種の選定や運用方法の検討などは1社だけでは難しいため、RobiZyのようなネットワークを有効に利用することで大きく前進できるものと考えています。

いくつか質問をいただきましたので、ご紹介いたします。
Q:在宅医療への需要も大きくなっていると聞きますが、ロボットは有用でしょうか。
A:大変有用です。まさに見守りロボットは在宅での利用が今後増えていく仕組みとなると考えています。

Q:今介護の現場では同性介護の必要性が指摘されており、特に性同一性障害の人向けにロボットは有用でしょうか。
A:ロボットは中立であり、大人子供、男性女性すべてに受け入れられるので、そういった問題の解決につながります。


RobiZyでは今後もこのようにロボットが注目されている分野、今後多く利用されていく分野でビジネスを行っている専門家による講演会を行ってまいります。
情報収集の場としても、今後の皆様のビジネスの発展にも大変有益な場となりますので、是非今後のセミナーにもご参加ください。
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